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マンション・アパート投資(賃貸経営)

土地活用の代表格、家賃収入が大きな魅力
所有する土地にアパートやマンションなどの賃貸住宅を建設し、家賃収入を得るという方式の投資になります。物件建築費として坪あたり最低30万円程度の初期費用がかかりますが、長期に渡って利益を得られるのが大きな魅力です。減税や相続対策、生命保険の代用といったメリットもあります。
メリット | デメリット | |
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都市部においては、ターミナル駅とその沿線や、再開発の見込まれるエリアなど、人気駅の駅チカに土地があれば、高確率で高収益を上げられます。 | 土地条件 | 都市部の人気エリアでない限り常に空室の可能性はあるので、絶えず入室が見込める環境でない限りは、リスクと隣り合わせになります。 |
土地条件がよければ金融機関からの融資も得やすくなります。 | 投資条件 | 土地活用で賃貸経営を行うには、もちろん一棟での購入が前提になります。数億円の初期費用が必要になります。 |
不動産を資産とすることで、固定資産税・都市計画税・相続税などの減税措置を受けることができます。 | 経営条件 | 施設の管理保全や住民トラブルなど、経営していく上でのタスクが多くあります。 |
駐車場投資

初期費用が少なく、失敗するリスクも低い
土地活用の方法として人気の高い駐車場投資。その理由の筆頭は、何といっても初期投資の費用が賃貸経営に比べ、圧倒的に少なくて済むという点につきます。また、大きく分けると月極と時間貸しがあり、所有する土地の立地や周辺状況に応じて選ぶことができます。ただし、経営が軌道に乗るまでは一定の期間が必要になります。
メリット | デメリット | |
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最低限、車1台が駐車し出入りできるスペースがあれば、どんなに狭い土地でも経営することが可能です。 | 土地条件 | 都市部であれば主要通り沿いでないと、需要が見込めません。 |
投資金額が安価で済みます。5台分のスペースなら工事費100万円ほどではじめることも可能です。 | 投資条件 | そもそも駐車場需要があるかの調査が必要です。特に地方などで、付近に駐車場付き店舗ばかりだと需要は厳しいです。 |
月極駐車場と時間貸し駐車場では性質が異なり、長期的に安定的な収益ならば月極、時間当たりの単価収入ならば時間貸しが有利です。 | 経営条件 | 建築物ではないので、固定資産税などの減税措置はありません。 |
コンビニ投資

コンビニ業者に土地を提供し、賃料収入を得る方式
ここで言うコンビニ投資とは、土地オーナーがコンビニ経営を行うということではなく、コンビニ業者に土地を提供するやり方になります。土地オーナーが自己資金でコンビニ店舗の建物を建築した上で、コンビ二業者へ賃貸する「リースバック方式」と、土地オーナーがコンビニ業者へ土地を定期借地するだけの「業用定期借地方式」があります。
メリット | デメリット | |
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主要道路沿い、住宅地、駅チカなど、人が集まる場所なら一定の需要が見込めます。 | 土地条件 | コンビ二を出店するには、都市計画法上の用途制限、各行政庁による指導、商圏内の需要等の諸条件を満たしている必要があります。 |
リースバック方式では初期費用が必要になる分、収益性も高くなります。業用定期借地方式では初期費用は不要ですが、収益は相対的に低くなります。 | 投資条件 | メリットの項目と同じく、経営方法にはそれぞれデメリットもあります。 |
土地オーナーがコンビニ経営を行うということはほとんどありません。経営はすべて運営会社に任せることができます。 | 経営条件 | 経営をまるまる任せるということは、土地を貸し出した時点で投資の成功失敗は会社任せになるということです。 |
トランクルーム投資

近年注目を集める成長産業、土地活用の注目株
トランクルームとは、自宅に収納しきれない荷物の収納のために貸し出されるスペースのこと。近年ではその数も右肩上がりで増加しており、まさに成長産業となっています。土地活用の分野でも、駐車場投資ほど安くはありませんが、アパート建設に比べれば初期費用が格段に安く済むこともあり、人気が上昇しています。
メリット | デメリット | |
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賃貸住宅のように付近の生活環境は求められないため、他の投資には適さないとされた土地でも十分収益を上げられる可能性があります。また、狭小地などの限定された土地でも開業することができます。 | 土地条件 | 重要とされるのは、車で搬入しやすい立地であること。できれば幹線道路沿いが望ましく、道路が狭く入り組んだ場所や山奥などでは不向きです。 |
建築物としての資産になるにも関わらず、初期投資は集合住宅に比べてはるかに抑えることができます。 | 投資条件 | 自分で経営する場合と、運営会社に土地を完全に貸し出す場合があるので、会社によって活用形態の把握が必要。 |
ほとんどの投資業者が、集客・メンテナンス・契約手続き・賃料徴収などを代行してくれるので、経営の手間はほとんどありません。 | 経営条件 | 利用者の継続率・計測年数は優れていますが、収益化(空室が埋まる)までは時間が必要になります。 |
コインランドリー投資

大型洗濯機・乾燥機のニーズに応える都市型活用法
かつての単身者向けコインランドリーとは異なる、新しいタイプのコインランドリーが、ここ10年ほどで住宅街を中心に、その数をどんどん増やしています。家庭用洗濯機では洗えない布団や毛布なども洗える、業務用大型洗濯機・乾燥機が利用できるというのが人気の秘訣。土地活用の世界でも、新たなる投資先として、注目度が高まっています。
メリット | デメリット | |
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ファミリー層・単身者のニーズが不可欠なので、住宅街なら一定の需要が見込めます。 | 土地条件 | 人が多かったとしても、繁華街などの居住に適さない場所は需要が見込めません。 |
生活様式が変わってもニーズが不変の、非常に安定感ある業種です。 | 投資条件 | 初期投資の費用は比較的高額。建物の建設、機器類の調達には、まとまった資金が必要となります。 |
意外と利益率や利益安定性がよく、駐在スタッフも必要ないので在庫や人件費といったことも気にする必要はありません。 | 経営条件 | 他の業種に比べ、同業者との差別化が難しく、とりわけ近所にライバル店ができた時にはダメージを受けやすいといったデメリットがあります。 |
介護系施設投資

少子高齢化時代の時流に即した、新たなる土地活用
高齢化社会の昨今、介護系施設の需要は土地活用の業界でも、2011年に行われた「高齢者住まい法」の改正により、土地活用の新たな手段として注目が高まっています。一般的な老人ホームだけでなく、例えばサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)という、高齢者向けの集合住宅なども盛んに土地活用されています。
メリット | デメリット | |
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一般的な賃貸物件では入居が望みにくい郊外などのエリアでも、介護系施設であれば、むしろ静かな場所が好まれる傾向にあります。 | 土地条件 | 入居者の外出や家族の訪問などもあるため、極端に駅やバス停から遠いのは不利となります。 |
補助金の適用ができるので、設備などで高額となりがちな高齢者向けの施設でも、一般的な賃貸物件よりも安く済む場合があります。 | 投資条件 | 法令により建築条件が定められるので、例えばサ高住の住居面積は25㎡以上が必須であり、賃料設定も一定の範囲内に収めなければなりません。 |
基本的にサ高住の運営は介護業者に委託する方式となっており、オーナーが経営にタッチすることはありません。 | 経営条件 | 介護業者の業績に収益が左右され、最悪のケースでは介護業者の倒産ということもありえます。 |
借地

法改正により、最短10年の借地が可能に
以前の借地法という法律では、地主は一度土地を貸してしまうと、地主の意向で契約を解除することはできませんでした。それを変えたのが1992年に定められた「定期借地権」。なかでも、10年以上50年未満で期間を設定できる「事業用定期借地権」は、より柔軟な土地活用を行えるとして注目されています。
メリット | デメリット | |
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例えば幹線道路に面した土地であれば、コンビニエンスストアやレストラン、周囲に何もない場所であれば、工場や工房といった具合に、貸し出し先の事業形態によって、適した土地条件は異なってきます。 | 土地条件 | 貸し出し先に適した土地を有していないと、そもそも契約は難しいです。 |
その名称の通り、土地を貸し出す方式ですので、初期費用は全く不要です。また事業用定期借地であれば最短10年に期間を区切ることができるため、将来的な計画に基づいた土地活用がしやすくなります。 | 投資条件 | 土地の価値にあわせて、適切な借地契約を交わす必要があります。 |
太陽光発電投資

家庭用ではなく産業用システムを用いた「投資」
太陽光発電はすっかりお馴染みとなりましたが、土地活用として行う場合は、家庭用ではなく、10kW以上の発電量の産業用システムを設置・運用する方式。発電した電気は電力会社に売却することで利益を得るというやり方になります。広大な面積の休眠地を持っている方にとっては、まさに狙い目と言えます。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
山間部など、賃貸住宅や駐車場としては借り手がつかない地方の遊休地であったとしても、太陽光発電なら活用することができます。 | 土地条件 | 収益を上げるには一定以上の広さが求められます。また土地の地目が農地になっている場合は、農地転用の許可を農業委員会から得なければなりません。 |
設備の導入費用はひと昔前に比べると値下がり傾向にあるものの、それでも1kWあたり40万円〜50万円程度というのが相場です。ただし、電力買取が20年間固定価格で保証される買取制度があります。 | 投資条件 | 地域によっては既に電力供給過多に陥っているなどの理由で太陽光発電の設置に自治体の許可が必要になっている場合もあります。 |
一度設備を設置してしまえば、ランニングコストは定期メンテナンスの費用だけで済ませることができます。 | 経営条件 | 機器のメンテナンスが生命線です。ひとたびトラブルが起きれば発電に支障をきたし、電力買取額の減少に直結します。 |
ホテル投資

ホテルオーナーとしてのビジネスチャンスがある
ホテル投資といっても契約形態はさまざまです。土地だけを貸す場合もあれば、オーナーが建物を建てて、ホテル運営を委託するケースも。契約によっては、フランチャイズ形式で、サポートを受けながら経営・運営を行うこともできます。それぞれ費やす時間や労力が異なります。リスクとリターンを考えて、最適な土地活用法を選べるのがホテル投資です。
メリット | デメリット | |
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建物の床面積や部屋数で収益が変わります。民泊型の宿泊施設に特化したホテル投資があり、狭小地や変形地でも活用できます。 | 土地条件 | 首都圏や大都市圏でないと出店できないケースが多いです。駅やビジネス街、観光地が近くにあることが望まれます。 |
土地の貸借契約であれば、15年から20年の長期契約で安定収入が得られます。運営や経営に加わると、ホテルの業績に応じて収益がアップします。 | 投資条件 | ホテルの建物をオーナーが建設する必要がある場合、数千万円から1億円以上の投資費用がかかります。建物のメンテナンスや修繕に費用がかかり、積み立てが必要なこともあります。変動型の報酬制を選択しホテルの業績がよくないと、収益が少なくなります。 |
運営委託をすればホテル運営のプロが代わりに運営を行ってくれます。フランチャイズ契約で、まったくの初心者がサポートを受けながらホテル経営を始めることも可能です。運営会社の集客サポートを受け、安定した稼働率を期待できます。 | 経営条件 | 経営や運営にかかわる際に、会計や税務、人事、総務などの知識が求められることがあります。 |
賃貸経営はもう古い?
多様化する土地活用術
上記の通り、今や土地活用も多種多彩な選択肢が存在しています。ひと昔前までは、土地活用の王道はアパート・マンションの賃貸経営が一般的でした。
今なお不動産投資業者や不動産の活用事例は多いものの、少子高齢化による人口減少や、賃貸市場の頭打ち感などもあり、以前ほどの「リスクが低く安定できる投資」ではなくなりかけています。
土地活用含めた投資で成功するためには、常に今の市場の動向を見て、半歩先1歩先の投資を実践できるかが肝です。もちろん賃貸経営にもメリットはあるので、様々な選択肢の中から『自分の土地に合った投資術』を見つけ出せるか否かが、土地活用を成功させる秘訣と言えます。
知っている?トランクルーム投資という選択肢
土地活用の手法も飽和気味の昨今、新たな投資商材としてトランクルーム事業が注目されているのをご存知でしょうか?最近、幹線道路沿いなどを通っていると、『トランクルームレンタル』『倉庫貸し出します』といったのぼりや、整然と並んだ収納用トランクルームをご覧になったことがあると思います。
住宅スペースが狭くなるのに反比例し、家庭の収納品はどんどん増えています。そんな日本の市場ニーズに合わせて、トランクルーム事業は右肩上がりに需要を増やしており、ここ数年で参入する業者も投資家も大きく増え続けています。
トランクルーム投資が
選ばれる5つの
ワケ

需要増加する成長市場
毎年10%の伸び率で成長中!
トランクルームというビジネスは、ここ10年で、毎年10%の伸び率を記録しているほどの成長産業となっています。今後もますます需要が高まると予想されており、土地活用の投資においても、その将来性が大いに期待できます。

節税効果も高い
法人税・所得税・相続税・贈与税などの節税効果あり!
アパート・マンション経営による土地活用では、固定資産税や相続税の節税効果があることが知られています。トランクルーム投資の場合、固定資産税の減税はありませんが、法人税・所得税・相続税・贈与税などの節税効果があります。

容積率を有効活用できる
限られた土地面積を、3次元で活用可能!
例えば駐車場投資の場合、活用できるのは、その敷地に応じた面積分だけになります。一方、トランクルームの場合、コンテナを積み重ねて設置すれば、倍の面積分を活用できることになります。コンテナ式トランクルームならではの利点です。

悪条件の土地も活用できる
マンション・アパートには不向きとされた土地でもOK!
例えば、変形地、旗竿地、狭小地といった、いわゆる悪条件地で、マンション・アパート建設には不向きとされた土地でも、コンテナ式トランクルームであれば設置可能。またバイク用の小型コンテナを用いるというやり方も行えます。

他の不動産投資にプラスオンできる柔軟性
既存物件のデッドスペースも、有効活用可能
例えば、既にマンションやアパート、駐車場などを経営していて、その一部のスペースがデッドスペース化しているという場合でも、トランクルームならば有効活用できます。大型コンテナが無理という場合には、バイク用小型コンテナという手もあります。
- 押さえておきたいトランクルーム投資会社
- 株式会社デベロップ 株式会社ランドピア エリアリンク株式会社(ハローストレージ) アパルトマンイクシーズ株式会社(オレンジコンテナ) 株式会社錦屋(プラスルーム) 株式会社ライゼ(ライゼボックス) 株式会社日本ビルドライフ(マイキューブ) 株式会社加瀬倉庫(マイキューブ) 株式会社マリンボックス 株式会社アンビシャス(収納ピット)
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- 初めての「トランクルーム投資」知っておきたいQ&A
- 利回りの目安は?
設置するコンテナ数(トランクルーム数)と投資額にもよりますが、利回り15~20%が期待できます。想定できる期待値と相場事例を紹介していきます。 リスクはある?
投資である以上リスクは存在しています。しかしながら、予め理解し対策を講じておくことで回避できるものなので、必ず事前にチェックしておいてください。 土地なしでもできる?
トランクルーム投資を行うための土地を借り上げたり仲介する、投資を募るといった門戸を開いている業者も存在しています。投資方法についても確認しておきましょう。 違法物件にご注意を!
トランクルームが隆盛になるにつれ、「野積みコンテナ」と呼ばれる違法建築物の状態で営業している業者も存在しているので、業者選びは慎重に行いましょう。 成功or失敗の分かれ道
トランクルーム投資に関して、起こりがちな失敗について予習をしておきましょう。成功と失敗の体験談をまとめています。
「投資はちょっと…」という方へ、その他の土地運用方法
初期費用を用意しなければならない投資は避けたいという方向けに、その他の土地運用方法をご紹介します。
こんな土地はどう活かす?条件別土地活用までの流れ
土地活用は田舎ほど選択肢が少なくなるのが現実です。その一方で、田舎であればより広大な面積の土地を利用しやすくなり、また都市部では難しい土地活用でも、田舎なら却ってやりやすいということもありえます。
知っておくべき土地活用の基礎知識
土地活用をためらってしまっているという方向けに、土地活用によってどのようなメリットがもたらされるか、逆に土地を所有しているだけで何もしないと、どのようなデメリットがもたらされるかを、ご紹介しています。
どれを選ぶ?土地活用方法の決め方
ステップ1.優先したい条件を決める
まずは「これだけは譲れない」という条件を明確にしましょう。その点があいまいだと、あれこれと悩むことになり、自分に合わないものを選んでしまう可能性が高くなります。
一口に土地活用と言っても、「大きな収益が見込めるが、手間がかかる」というタイプや、「ほとんど手間がかからないが、収益も少ない」ものなどさまざま。「収益が大きいことが優先」「手間がかからないことが優先」など、どの条件を優先したいのか目的を定めることで、自分に合った活用方法にたどり着くでしょう。
優先すべき条件として、以下の例が挙げられます。優先したいことを少数に絞り、その中でも順位を決めて、絶対に譲れない条件をはっきりさせましょう。
- 収益性
- 管理の手間がかからない
- ランニングコストが安い
- 節税になる
- 初期投資が少ない
- やめるのが簡単
- 活用できる期間の長さ
- 景観や周辺住民への影響
優先したい条件が決まると、それに当てはまる土地活用方法が絞られてきます。
ステップ2.法規的な問題がないか確認
目的を定め、ある程度土地活用方法の候補が決まったら、それが規制などの対象になっていないかどうかを確認しましょう。地域によっては規制があり、その活用方法が禁止されている可能性があるためです。
1.「市街化調整区域」かどうか
例えば「市街化調整区域」の中にある土地は、活用方法が限定されています。「市街化調整区域」とは、建物を建てることが、一定の条件のもとに制限されている区域です。市街地から外れた郊外のエリアが、この区域に該当することがあります。
このエリアに建物を建てるには許可を得ることが必要であり、基本的には建物を立てずに済む太陽光発電などの方法で土地活用をするのが一般的です。
2.どの「用途地域」に該当するか
「用途地域」についても確認する必要があります。「用途地域」とは、そのエリアの土地の活用方法の種類を、ある程度限定する規定のことです。住居のエリアと商業施設のエリア、工場のエリアなどを区別することで都市の利便性を高めるなどの狙いがあります。
例えば「低層住居専用地域」に該当する場合、建てられる建物の高さが制限され、高層マンションなどは建設できません。自分の土地のエリアがどの「用途地域」に該当するのか、管轄の自治体のホームページなどで確認しましょう。
3.「建ぺい率」と「容積率」
どんな建物にするかを考える際は、「建ぺい率」と「容積率」の規定についても把握しておく必要があります。それぞれの意味は以下のとおりです。
- 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積
- 容積率:敷地面積に対する延床面積
建ぺい率が高い家は、「隣の土地との隙間が少ない」ので、隣の住民にとっては圧迫感があります。容積率が高い建物とはつまり「階数や部屋数の多い建物」であり、狭い土地に多くの人が住めることになるので、人口の密集などにつながります。
この2つの数値についても、エリアごとに規定があるので、必ず事前に確認しましょう。
ステップ3.収益が見込めるかを調査・計画
土地活用に法規的問題がないことが分かったら、その活用方法が赤字にならないか、どの程度の収益が見込めるかを調査しましょう。優先順位として「収益性」を除外したとしても、赤字になることは避けたいものです。「そのままにしていた方がよかった」という結果にならないよう、よく計画しましょう。
「単身者アパート」として活用するなら、単身赴任や学生などの単身者ニーズが高いエリアかどうかを確認します。「コンビニ」や「コインラインドリー」の場合、ニーズだけでなく競合についての調査をすることも重要です。競合するものが近くにある場合、適切な戦略を立てなければ集客が上手くいかない可能性もあります。
必要な初期投資やランニングコストに対して、どの程度の収入が見込めるのかを計算しましょう。必要な手間や人件コストについても、前もって考えておきます。そのエリアのニーズや競合などの詳しい情報については、不動産業者や営業担当の人などに質問することで、いろいろと教えてもらえるかもしれません。
空き地を活用しないことのデメリット
そもそも、空き地を活用せず放置しておくと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
1.税金が高くなる
空き地は、所有しているだけで固定資産税や都市計画税がかかります。しかも基本的に、使っていない土地は税金が高くなる傾向にあるのです。使用していない空き地に戸建住宅や集合住宅などを立てることで、固定資産税などが安くなるように設定されています。
空き地が増えないようにするなどの目的で、土地を有効活用した方が有利になるような税金の仕組みになっているのです。
2.土地の価値が下がりやすい
何も活用していない土地は、基本的に価値が下がりやすい傾向があります。有効活用できている実績があれば、その土地は高く評価され、高い値段で買ってもらえることもあります。
土地の評価額が高くなると相続税が高くなるという考え方もありますが、土地をなるべく高い値段で売ることを考えている場合にはメリットにあります。
せっかく所有している土地の価値を下げてしまうことのないように、賢く有効活用する方法を検討しましょう。
3.トラブルの元になる
何にも使っていない空き地を、全く何もせず放置していると、近隣の住民などに迷惑がかかってしまいます。
雑草が生え放題になったり、誰かが捨てたゴミがそのままになっていたりすれば景観が悪くなり、衛生面でもよくありません。害虫が発生して、近隣住民に被害が出る可能性もあります。
ある程度きれいにしていたとしても、空き地を犯罪に使用されるなど、何らかのトラブルにつながることが考えられます。さまざまな問題が発生しないように、土地をきちんと管理して有効活用することが大切なのです。
4.維持・管理のコストがかかる
トラブルにつながらないように空き地を管理するには、手間とお金がかかります。
定期的に除草作業や、清掃作業をするのは、意外と大きな時間と体力を消費するものです。業者に頼むとすれば、外注費用も定期的に出費することになります。
せっかく管理するなら、その土地が何らかの利益を生み出すようにしたいところ。利益も生み出さない土地に対して、ただ手間とコストをかけることにならないようにすべきです。
トランクルーム投資をするなら知っておきたい業者
株式会社デベロップ
品質の良いトランクルームを提供
年々市場が増加するトランクルーム所業において、デベロップは屋内型・屋外型共に同社のグループであるストレージ王が提供する高品質のトランクルームを用い設計、地盤調査から工事まで一貫したサポートを行っています。
少ない投資で安定収入
土地活用として様々な投資方法がありますが、トランクルーム事業は賃貸住宅などに比べて初期投資が少なく済みます。住宅やオフィスより維持管理も難しくなく、ランニングコストも安くなります。稼働率や利回り率の安定さが魅力の注目の投資先です。デベロップは建築のプロフェッショナルとして、豊富な経験と知識でその施工を安心体制でお届けします。
メンテナンスもお任せ
トランクルームを設置して終わりではありません。デベロップでは現地看板やチラシ、ウェブ広告など多様な方法で集客作業を行い、安定した収入獲得を得るためのお手伝いをします。また専任スタッフが最低月2回巡回して清掃・補修などの管理作業を行っています。
基本情報
所在地 | 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル8F |
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事業内容 | 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業 |
イナバボックス
丈夫さ、使いやすさに自信
「100人乗っても大丈夫」のイナバ物置で知られた、上場企業であるイナバグループが展開するトランクルームには、もちろん丈夫なイナバ物置を使用しています。丈夫なだけでなく、使いやすさや景観、防犯性にもこだわったトランクルームを提供します。
安心の24時間体制
トランクルームの出入り口は大手警備会社によるカードキー、各物置にはピッキング対応キーを用いており、契約者以外は入れない造りになっています。さらには警備ボタンでガードマンが対応してくれる24時間対応の防犯システムを取っているので安心して荷物の保管と利用ができ、運営する側としても強くアピールできます。
運営をしっかりサポート
イナバボックスは全国展開で得た多大なノウハウを活かし、集客作業、販促作業、保守整備、クレーム対応などの業務をすべて代行しています。活用が難しいと思う土地でも提案可能なことがあるので是非ご相談ください。
基本情報
所在地 | 東京都大田区蒲田 5丁目27番10号 蒲田TKビル5F |
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事業内容 | レンタル収納事業 鋼 製物置等の販売 オフィス家具等の販売 物置、家具等の賃貸業 |
ライゼボックス
高品質のトランクルーム
ライゼボックスで使用するトランクルームはマンション建築基準の1.5倍の荷重に耐え、不燃性の高いサイディング材を外壁に用いるなど、二重三重の安全機能を有しています。万一の場合に備え、警備会社と提携して24時間体制で対応するなど、荷物と共にオーナー(土地活用者)の資産をも守ります。
開業後もお任せ
コストの関係で個人ではなかなか難しい集客や宣伝活動も、全国530店舗を超えるライゼボックスであれば可能です。タウン誌からホームページ、メディアまで、多様な媒体を使って利用者の拡大を促します。充実のサポート体制で安心です。
最適な土地活用を提案
賃貸住宅にするには難しい土地形状にも柔軟に対応し、利回り率が比較的高いトランクルーム運営は、全国に25000ルームを展開するライゼボックスに相談してみましょう。店舗や駐車場と組み合わせるなど、ニーズに応じた活用方法を提案しています。
基本情報
所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル1309号 |
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事業内容 | 駐車場施設の企画及び管理業務、不動産の売買及び管理、土木建築工事の設計、施工及び請負、前各符号に付帯する一切の事業 |
ホテル投資をするなら知っておきたい業者
リブ・マックス
ホテル業界大手が手掛ける土地活用
リブ・マックスは自社ホテルを全国規模で100以上運営する業界大手ですが、投資的土地活用を考える人のためのオーナーも募集しています。ホテル経営のプロとして土地診断から始まり、収支計画、設計、着工といったプロジェクトを一手に引き受け、ホテル建築後は同社がサブリースの形で運営し、オーナーはノウハウ不要で収入を得られます。
買取や土地売却にも対応
広くホテル事業を展開しているリブ・マックスなので、ホテル運営をやめたくなっても買取りに応じてもらえます。土地のみの買取りも対応しています。
コンサルティングで自らのホテル運営も可能
豊富なノウハウを活かし、自分でホテル運営を行いたい人に向けてのコンサルティングを行っています。立ち上げ、WEB対策、契約指導、メンテナンス、経費削減など経営に関するあらゆる相談や提案を行います。また経営はオーナー、実際の運営はリブ・マックスに委託など、柔軟な対応も可能です。
基本情報
所在地 | 東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王9F |
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事業内容 | マンスリーマンション事業、家具・家電付き賃貸事業、不動産賃貸仲介事業、不動産売買仲介事業、シニアマンション事業、ホテル事業、リゾート事業、サブリース事業、不動産管理事業、コインパーキング事業、貸会議室事業 他 |
株式会社デベロップ
投資のプロだからこその豊富なノウハウ
株式会社デベロップは土地活用事業に多角的に展開している会社で、様々な投資事業コンテンツから得た豊富な実績と知識により、ホテル投資においても物件の資産価値を最大に活かし、施設の効率的管理と安定収入が図れる運用を提案できます。
建築分野での提案力・施工力を誇る
ホテルはもちろんのこと、トランクルームや太陽光発電など多方面から得た知見を基に、魅力的なホテル投資を検討段階から全面的にサポートします。希望やニーズを踏まえ、短期間での納期から大規模開発まで、民泊からホテルまで、満足いく提案と施工を行います。もちろん管理運営も安心して任せられます。
コンテナモジュールでローコストのホテル運営を
株式会社デベロップが扱う建築確認対応コンテナモジュールにより、土地の形状に応じて柔軟な開発が可能で、短期間かつ低コストのホテル建築ができます。既存の遊休施設を再生したり、ビルの一角をホテルとして活用したり、新しいホテルの形が実現できます。
基本情報
所在地 | 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル8F |
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事業内容 | 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業 |
スーパーホテル
Winwinの関係を築く
国内の156店舗と合わせ、ベトナムなど海外にもホテルを展開している大手ホテルチェーンであるスーパーホテルは、「節税しながら収益を上げる」ことをコンセプトに、建物一括賃貸方式での土地有効活用を勧めています。土地オーナー、紹介者にもメリットのある関係を築きます。
長期契約で安定収入を
資金計画や事業規模を決定後、ホテルの設計と建設、開業後の運用管理に至るまでをスーパーホテルが行ないます。建物の賃貸期間は20年~30年の長期契約なので安定収入が見込めます。土地の相続や税金に関する心配事からオーナーを開放し、資金計画などの問題もフェイスtoフェイスでサポートします。
高い営業効率を誇る
スーパーホテルは顧客満足度日本一を目指すビジネスホテルチェーンであり、経済産業省発行の『「上質サービス企業」8人のリーダーに聞く』の8<社に選ばれるなど評価を得ています。少数精鋭による高い営業効率により高い利益率を確保し、オーナーに満足いく利回り率を還元しています。
基本情報
所在地 | 大阪府大阪市西区西本町1-7-7 |
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事業内容 | ホテルチェーンの展開、土地有効活用のコンサルティング |
太陽光発電投資をするなら知っておきたい業者
株式会社グッドフェローズ
幅広いネットワーク
国内136か所に拠点を置くグッドフェローズは、全国の太陽光発電施工会社と協力し、太陽光発電所の分譲販売を行っています。販売から設置、運営管理のすべてにワンストップで対応しているので手間がかかりません。10万件を超える施工保守実績で培ったノウハウを活かし、満足のいく土地活用をお届けします。
幅広い製品で希望に応える
太陽光発電システムは、各施設用途に応じたモジュールの設置が大切です。グッドフェローズは国内外の優良メーカーの製品を多く取り揃えています。また設置場所で最も発電効率を上げる独自設計による、高い耐久性も備えた架台を用意しています。
充実のメンテナンス
太陽光発電システムの発電効率を左右する維持管理も、経験豊富なグッドフェローズであれば充実したサービスが受けられます。自前の監視センターにより年中無休の監視を行うことで、故障や異常発見時にすぐ専門家が現場に向かうといった迅速な対応を可能としています。
基本情報
所在地 | 東京都品川区西五反田7-17-3 五反田第2noteビル3階 |
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事業内容 | 省エネ・創エネ機材(太陽光発電・風力発電・蓄電池・HEMS)、産業用分譲太陽光発電 |
株式会社エコスタイル
電力専門会社が送る太陽光発電
エコスタイルは太陽光発電をはじめとした電源開発事業を専門とする会社で、2020年8月時点で自社発電所を含む、全国12000件近くの開発施工実績を持っています。太陽光発電を環境対策、省エネ対策とも捉え、日々普及に取り組んでいます。遊休地を持っている人はもちろん、土地付き太陽光発電設備を扱っているので、土地のない人でも投資が可能となっています。
すべて自社スタッフが対応
自ら発電所を持つ太陽光発電専門の施工会社であるエコスタイルならではの、場合によっては土地情報提供から始まり、設計から設置に至るまでをすべて自社スタッフが行う安心システムです。
安心の長期保証
システム設置後最長20年間、無料で定期点検を行います。メーカー出力保証に加え、火災や自然災害による損害時には10年間の動産総合保険が適用されます。また、太陽光システム施工の瑕疵により第三者に損害を与えた際に保証する「エコの輪サポート」もある手厚さです。
基本情報
所在地 | 大阪本社 大阪府大阪市中央区道修町1丁目4番6号 ミフネ道修町ビル3階 |
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事業内容 | オンサイト電源開発事業、オフサイト電源開発事業、PPS電源開発事業、電力小売事業、太陽光発電事業、FIT電源開発事業 |
株式会社デベロップ
多角経営で得た知識による効果的土地活用を提供
ホテル運営、トランクルーム経営などの土地活用ビジネスを展開している株式会社デベロップでは、全国規模で遊休地を利用した太陽光発電による投資も幅広く行っています。比較的ローリスクで安定収入が確保できる太陽光発電ですが、デベロップでは自社で培った多種多様なノウハウに基づき、土地活用による収益最大化をサポートします。
新規も既存施設も対応可能
デベロップでは太陽光発電だけでも1000件以上の実績を持っています。長期運用を前提に設計からアフターメンテナンスまでの工程を経験豊富なスタッフが細やかにサポート。また、新規開発以外に既存施設のトラブルや売買の相談にも対応しています。
品質と定期巡回でトラブルを防ぐ
性能、効率、安定性に優れた設備をプロのスタッフが設計・施工することで製品故障を少なく、かつ発電の最大化を図ります。またトラブルを未然に防ぐため「現場主義」で定期巡回を行い、万一のトラブルも迅速対応で発電ロスを最小に押さえます。
基本情報
所在地 | 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル8F |
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事業内容 | 建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業 |
その他にもある土地活用方法
土地活用の方法は、ここまで紹介したもの以外にもあります。
貸し農園
貸し農園は、アパートを貸し出すのと同じように、賃貸料をもらって農地を貸し出す方法です。「市民農園」や「シェア農園」とも呼ばれ、個人の趣味などの目的で利用されます。
メリット
そのままで貸し出せることも多く、初期投資がほとんどかかりません。他の活用方法に転用するとしても出費が少なくて済むので、軌道修正がしやすいというメリットもあります。
デメリット
貸し農園の賃貸料の相場は低いので、大きい収益を出すのが難しい活用方法です。農地を貸し出すための手続きが煩雑だったり、維持管理などに多少の手間がかかったりする場合もあります。
自動販売機
敷地内に自動販売機を設置することで、売り上げの一部が収入になるという活用方法です。必要な出費は電気代だけで、初期費用や毎月の定額料、撤去の際の費用も必要ありません。人通りがあるなどの条件さえ満たせば、すぐに始められる手軽な活用方法です。
メリット
自動販売機のメリットは、狭い土地でも設置できることです。商品の補充や、ラインナップの変更などは業者がしてくれるので、管理の手間がほとんどかかりません。電気代だけの出費なので、ある程度売り上げが少なくても赤字になりにくいですが、もし赤字になって撤去するとしても費用がかからないのが魅力です。
デメリット
完全出来高制が基本なので、売り上げが出なければ電気代の分が赤字になってしまうというのがデメリットです。物件のデザインによっては景観を損ねることもあり、その結果入居者が減ってしまうなどの可能性もあります。
戸建賃貸
アパートなどの集合住宅ではなく、戸建の住宅を建てて、賃貸として貸し出す活用方法です。ファミリー層のニーズが高いエリアの場合、集合住宅よりも収益が見込めることを期待して、このタイプの投資方法を選ぶ人もいます。
メリット
戸建賃貸の魅力は、長期間継続して契約してくれる入居者が多いということです。また集合住宅よりも小規模な建物になるので、初期費用も少なくて済みます。戸建の住宅は賃貸以外にも使い道があるので、賃貸をやめる場合の出口の選択肢が多いのもメリットです。
デメリット
戸建賃貸の場合、集合住宅と比べて、退去されたときの収入の変動が大きくなります。複数の戸建賃貸があればそのリスクを避けられますが、そうするには集合住宅よりも多くの土地が必要です。
民泊
これまで法律的にグレーゾーンだった民泊運営が法改正により手軽に運営可能になりました。観光客向けの施設として、賃貸アパートやマンションとは異なるターゲット向けに土地活用を目指せます。
メリット
観光地の近くなど賃貸アパート・マンションには不向きな物件でも土地を有効活用可能。賃貸アパート・マンション運営の合間等、他の土地活用法と併用した活用も検討できます。また、他の土地活用法と合わせた活用が可能で、休業期は民泊施設として活用し、残りの期間は他の方法で活用可能です。
デメリット
民泊新法に沿った民泊運営だと、年間180日しか運営できません。そのため、投資額に対して十分な額の回収するためにも、運用方法を考える必要があります。また、基本的に外国人観光客が主なターゲットとなるため、文化の違い等に注意が必要。ゴミ出し文化の違い等は、管理費用の捻出等経営面からみても問題に発展するケースもあります。
ロードサイト店舗
幹線道路沿いの土地をロードサイド店舗として活用する場合、テナント誘致をはじめとした課題は多いですが、うまく活用すれば他の活用法より高い収益を見込むことができます。
メリット
リースバック方式と事業用定期借地方式があり、初期費用を抑えた投資も可能で、立地がよかれば他の土地活用法と比べて高い収益を得やすいです。また、店舗運営自体は経営者側が行なうため、自身が経営に携わらなくてもよいというメリットがあります。
デメリット
リースバック方式で自分で所有する形にした場合、初期投資額が大きくなるため、稼働後にテナントが撤退すると損失額が大くなってしまいます。
また、商業施設の集客上、立地がいいことが前提条件を満たす必要です。また、稼働後の撤退については契約書で解約にペナルティを設けることである程度防止できますが、条件に厳しさにより良いテナントが入らなくなる可能があります。
シェアハウス
シェアハウスは各居室に水回りを設ける必要がないため、同じ床面積でも賃貸アパート・マンションと比べると多くの人を入居させられる活用法です。
メリット
賃貸アパート・マンションと同じように駅が徒歩であることが重要になりますが、同じ床面積で多くの入居者を募集できるため、立地条件が同じであれば差別化はしやすいです。また、まだシェアハウスはそこまで多くなく、また都心部は家賃が高騰していることから、低い家賃で入居しやすいシェアハウスは今後需要が伸びる可能性があります。
デメリット
住まいですので立地が悪いとどうしても入居が見込みにくくなってしまいます。また、シェアハウスは認知されていても、抵抗感のある人も多いため入居者のターゲットが絞れてしまいます。
老人ホーム
老人ホームは居住用の施設としては珍しく、郊外の土地であってもある程度の土地の広さがあれば活用を見込めます。
メリット
住まいというよりは施設という位置づけにあるため、駅から離れた郊外の土地であっても、活用を検討できるのがメリットです。国や自治体から補助金や助成金を受けて新築の建築もしやすいでしょう。また、少子高齢化の続く日本において、将来的な需要増加を見込めます。
デメリット
施設を建てるのに設けられた居室の広さのルール等を守る必要があり、また介護に必用な専門の器具等購入する必要があることから初期投資額は大きくなる傾向にあります。また、介護人材や介護業者の確保が難しく、優秀な介護業者を見つけられるかどうかによって運営が左右されてしまいます。