利回りはどれくらい?
太陽光発電投資の利回り
どんな投資商品においても、最も注目すべきポイントが利回り。利回りとは、投資の元金に対する収益の割合のことで、その割合によってどれくらいの利益を得られるのかが決まっていきます。
太陽光発電投資の利回りは大きく分けて2種類。本ページでは、それぞれの利回りの違いや特徴について詳しく解説していきます。
表面利回り
表面利回りとは、物件の価格に対してどれくらいの収益が見込めるかを表す指標のひとつです。太陽光発電の場合、算出方法は以下のようになります。
- 「年間想定売電収入÷初期投資費用×100=表面利回り」
つまり、初期投資となる設備費用に1000万円、年間の売電収入が100万円だとすると、利回りは10%という計算になります。ただし、表面利回りはあくまでも表面上の利回りです。実質の利回りとは若干異なりますので、投資をはじめる前の目安のひとつとして考えておくとよいでしょう。
実質利回り
想定上の数字である表面利回りに対し、実質利回りは実際の利回り数字となります。実質利回りを算出するには、設備導入にかかった初期費用だけでなく、その後のメンテナンスや経費などのランニングコストの総額を踏まえなければいけません。
つまり、実質利回りの計算方法は、以下のようになります。
- 「年間売電収入÷年間支出総額×100=実質利回り」
太陽光発電投資は、FIT制度により通常の投資期間が20年となりますので、実質利回りを求める場合は20年間でかかる費用の総額を算出する必要があります。仮に表面利回りが15%だとしても、実質利回りは8%になることも考えられますので、投資をはじめる際は、実質利回りをしっかり把握しておくことが大切です。
これはあくまでも参考ですが、不動産投資の場合は利回り10%以上かどうかが成功と失敗を分けるひとつ指標といわれています。土地付きの太陽光発電投資の場合、一般的な利回りは9~12%と言われているので、比較的回収率は高いといえるでしょう。
また、太陽光発電はFIT制度の導入により安定した収益が見込めるため、すでに土地をお持ちの方にとっては、低リスクではじめられる投資商品といえるのでおすすめです。
太陽光投資と土地活用方法については、こちらのページでも詳しく解説しています。