成功or失敗の分かれ道
太陽光発電投資、失敗例から見るその原因
「太陽光発電投資」のページでもご説明しました通り、土地活用として行う太陽光発電投資は、家庭用太陽光発電装置を設置するのとは、大きく異なります。
家庭用は自宅の屋根などに4kW程度のシステムを設置し、発電した電気は家庭で消費、余った分を電力会社に売電するという方式です。一方、太陽光発電投資では広い面積の土地を活用し、産業用と呼ばれる最低でも10kW以上のシステムを用い、発電した電気はすべて電力会社に売電し利益を得るという方式です。
初期費用が高額となりますが、利益も大きく期待できる土地活用として注目されています。ただし、ハイリスクハイリターンの法則の通り、失敗するリスクも大きいというのは否めません。予め失敗事例を学んでおき、回避できる知識を身につけておくことが大切です。
業者選びの失敗
太陽光発電投資の失敗理由の筆頭に挙げられるのが、業者選びの失敗。いわゆる悪徳業者による詐欺も横行していますので、業者選びには慎重を期すべきです。
また、悪徳業者とはいかなくとも、実績や技術力、対応力のない業者、怠慢な業者などにも要注意。実際にあった例として、発電開始後は定期点検やメンテナンスは確実に行うと謳っておきながら、実際にはなにもせず、装置が故障して発電が行われていなかったというケースもあったそうです。別のケースでは、パネルと機器類の接続を間違えるという初歩的なミスで発電されていなかったという呆れた事態も。業者選びの際は、ネット検索や業界団体への問い合わせ、消費者センターへの確認などを行うべきです。
異常気象による失敗
もうひとつは、近年ニュースでも取り上げられるケースの増えている、異常気象によって機器類がダメージを受けてしまうというパターンです。大地震や落雷によるシステム破損に加え、集中豪雨による水没といった事例も珍しくありません。保険への加入を確実に行っておくべきです。