違法物件にご注意を!
違法物件・野積みコンテナはNG!トランクルーム投資の注意点
注目を集める投資商材「トランクルーム投資」ですが、いささかショッキングな現実があります。数多ある野外設置型のコンテナタイプのトランクルームのうち、決して少なくない割合のものが、実は「野積みコンテナ」と呼ばれる、建築確認を取得していない違法な建築物のまま、賃料を徴収し営業しているのです。
ご存知の通り、コンテナというものは、本来、船舶やトラック、貨物列車などで物資の運搬に使われるもので、そうした用途の場合には建築物とはみなされません。その一方、設置された場所で継続して倉庫として使用する場合には建築物と見なされ、建築基準法に適合する必要があるのです。
れっきとした建築物なので、建築基準法に準拠する必要がある
例えば、主要構造がサビなどで腐食しているなどというのは論外です。コンクリートまたは同等の強度を持つ基礎の上に設置されており、なおかつコンテナと基礎が緊結されていなければなりません(基礎の上に置いただけでは不可)。またコンテナを重ね積みする場合は、コンテナ同士を接合することも不可欠です。
さらに輸送用コンテナを倉庫として使用する場合には建築基準法に対応した改造を施す必要があり、さもなければ、最初から材質や強度などが、建築基準法をクリアした基準で制作されたコンテナを使用する必要があるのです。
つまり、本来は輸送用に製作されたコンテナを、空き地にただ設置しただけでは、野外用のトランクルームとしては違法状態ということになるのです。そのような状態では、地震や台風などで倒壊するおそれがあり、また、管轄消防署への届出もされておらず、消火器も設置されていないため、火災にも脆弱ということになります。もちろんそのような物件に投資をするのは、避けてしかるべきですね。
実績とコンプライアンスがある業者を選ぶ
以上のことから、トランクルーム投資を行う際には、投資先の業者が正当な手順や手続きを経て、合法な状態で営業しているかをしっかりチェックすることが重要です。
トランクルーム投資と土地活用方法については、こちらのページでも詳しく解説しています。