自動販売機投資のメリット&デメリット
自動販売機の設置は、狭い土地でも始められて、ほとんど手間がかからない土地活用方法として知られています。どのような特徴があるのか、注意すべき点と共に詳しく見てみましょう。
自動販売機投資の収益の仕組み
自動販売機投資は、敷地内に自動販売機を設置する契約を結ぶことで収益を得るという土地活用の方法です。
必要な費用は「電気代」のみで、およそ月額2,000~5,000円を支出します。設置する際の初期費用は必要ありません。
オーナーは売上の20%ほどをもらえる仕組みで、「完全出来高制」での収入が基本です。
「ダイドー」や「コカ・コーラ」など、自動販売機事業を展開する会社と契約することですぐに開始できます。商品の補充や更新などは業者が対応してくれるので、管理の費用と手間がほとんどかかりません。
自動販売機投資のデメリット
自動販売機投資の良い面を紹介する前に、まずはどのようなデメリットやリスクがあるのかを把握しておきましょう。
デメリット1 出来高制のため売れないと赤字になる
自動販売機は、家賃収入などのように「固定収入」が得られるのではなく、売上の一部が収益になるという「出来高制」です。
人通りが少ない、競合する自動販売機がある場所では、売上を伸ばしづらく、ほとんど収入を得られない可能性があります。しばらく順調でも、新しくコンビニができるなどの状況の変化によって売上が減ることもあるでしょう。
支出は電気代のみですが、それより利益が下回ると赤字になります。何本以上売れたら黒字になるのかをよく計算し、それ以上の売上が見込めるかどうか、よく検討することが重要です。
デメリット2 景観を損なうことがある
自動販売機を設置することで、物件の見た目や印象が多少悪くなる可能性もあります。
高級マンションなど、物件によっては自動販売機との相性が悪く、違和感が出るかもしれません。自動販売機の周辺に若者がたむろや、空き缶が散乱するかたちで景観を損なうリスクもあります。
業者が商品の補充をする際に、多少の清掃をしてくれることもありますが、景観をきれいに保つために、オーナー側にも多少の手間は必要でしょう。
自動販売機投資のメリット
自動販売機投資のメリットとして、基本的な3つのポイントを確認しましょう。
メリット1 狭い土地を有効活用できる
大きなメリットの一つは、「最低限必要な土地の面積」が小さいということです。
狭い土地であっても、人通りなどの条件を満たしていれば活用できます。そのため賃貸アパートなど他の土地活用方法とも併用しやすく、さまざまな土地に応用できる方法です。
メリット2 手間がかからない
自動販売機投資は、賃貸など他の土地活用方法と比べて、はるかに手間が少ないこともメリットといえます。
商品の補充や、シーズンごとの商品入れ替え、新商品の追加などは業者が対応してくれるので、オーナーの手間はほとんどありません。
前述のように多少の清掃をする程度で、ほとんど何もせずに収入を得られるのが魅力です。
メリット3 やめるのが簡単
売上が落ちた場合などに、すぐに撤退できるのも自動販売機投資のメリットです。
1年更新などの短期で契約することが多いので、長期契約で縛られたり、違約金が発生することも基本的にありません。撤去費用もかからないケースがほとんどです。
業者側も補充などにコストがかかるので、売れない自動販売機を設置し続けることは損失になりますから、すぐに撤去に応じてくれるでしょう。
自動販売機投資に向いている土地
土地の形や状態よりも、「どのエリアにあるか」が、自動販売機投資に向いているかどうかのチェックポイントです。
「人通りが多い」「集合住宅が多い」など、多くの人が買いに来るような場所であることが重要です。また「競合が少ないかどうか」、いるとしても「どの程度の影響があるか」も大切です。設置をする前に売上に影響を与えるようなスーパーやコンビニ、他の自動販売機などがないかどうか、よく確認しましょう。
これからの自動販売機投資
コンビニなどの増加により、自動販売機が売れなくなっているという声もありますが、実際はどうなのでしょうか。
時代の流れとしては、少子高齢化などによる人手不足によって、「無人販売」のニーズは高まっているといえます。
液晶ディスプレイを搭載した機種や、スマホアプリと連携できるタイプなど、さまざまな次世代型の自動販売機も登場していますから、決して時代遅れのビジネスではありません。
設置するエリアや場所を工夫することで、収益を見込める可能性は十分にあります。
自動販売機を設置するまでの流れ
自動販売機を設置したい場合、まずはどの会社の自動販売機を置くかを考えます。
「コカ・コーラ」「サントリー」「ダイドー」などさまざまな会社があるので、よく比較検討しましょう。
設置したい会社に問い合わせると、営業担当者が訪問し、必要な説明をしてくれます。
問題なく設置できると判断され、契約内容に問題がないことを確認したら、契約の締結です。
設置の日程を決めたら、業者が来て自動販売機を設置してくれます。設置から数時間で購入できるようになる機種がほとんどです。


