APA
APAのホテル投資を調査
都市開発や建設業を中心とした事業を行っているAPAグループの1つであるAPAホテル。全国的にも知名度の高いホテルブランドとして有名です。事業用地を持っていてこれからホテルの建築を考えている人はもちろん、既にホテルを運営しているけれど思うようにいかず、APAホテルとして再スタートを考えている人にもおすすめ。様々な研修制度が充実しているのも魅力の1つです。
APAの特徴・強み
こちらのホテルの強みは何といっても知名度。フランチャイズ方式で加盟店をどんどん増やしています。2011年の時点では、1つのホテルで客室は95室ほどでしたが、その後は年々、右肩上がりで数を伸ばし、2019年4月現在では国内ブランドだけで52ホテル7287室を記録。フランチャイズ加盟数は国内トップに昇り詰めました。
建てるホテルについて
建てるホテルについては、大都市圏であれば100坪以上の土地、地方の中核都市であれば200坪以上の土地が目安となり、これに見合ったホテルを建てることになります。
経営サポートサービスについて
経営サポートの一環として様々な研修制度を導入しているのがこちらのホテルの魅力。
レベニューマネジメント研修では、経営的な判断のできる支配人を育成するため、売り上げの最大化を図るために需要予測を行ったり、正確なルームコントロールを実践するためのノウハウを養うプログラムを組んでいます。
清掃研修では、APAホテルの統一した基準に従って業務を行うために必要な知識や実践方法を習得。開業前はもちろん、開業後も定期的に講習を受けることが可能です。
このほか、フロント業務に必要な接遇の基本知識や作法、身だしなみ、笑顔の作り方、お辞儀の仕方など細部にまで学ぶ接客研修や、APAホテルの支配人としての心構えから、売り上げ向上、収支改善策、施設維持、防災、人員管理まで多岐にわたって学習する支配人養成研修などが行われています。
契約までの流れ
開業までの流れとしては、既にホテルを運営していて新たにAPAホテルのフランチャイズ加盟するケースと事業用地だけ持っていて新築するタイプの2種類があります。
既にホテルを運営している人は、最初にヒアリングとホテル訪問を行います。そして市場調査・概算費用を提示したら2か月ほどかけて社内審査や資金調達の確認を実施。
これをクリアすればフランチャイズ契約締結となります。そこから開業の準備を進め、実際にAPAホテルとして開業をするのは最初にアクションを起こしてから8か月後ぐらいが目安となります。
一方、事業用地を持っているだけで建物を持っていないケースの場合は、ヒアリング・社内審査を行い、クリアすれば業務委託契約を締結。
市場調査・プラン提出や設計管理契約・フランチャイズ契約締結を経て工事に着工。ホテルの建築を行い、実際に開業するのは最初のヒアリングから1年半~2年ぐらいが目途になります。
活用事例
APAホテル京急蒲田駅前
2011年に開業したこちらのホテルは元々、建物を所有していてホテルを運営していましたが売り上げが伸びず、APAホテルとしてリブランドを決意。大型液晶テレビやAPAホテルオリジナルマットレスを導入したり、コインランドリーを新たに設置するなどの改善を行いました。その結果、開業1年目から売り上げは199%に上昇。客室の稼働率も64%から94%と大きな伸びを見せています。
APAホテル徳島駅前
2014年にリブランドをしたこちらのホテルの客室は全88室。APAホテル仕様の家具や内装、客室備品へと切り替えるなど大幅な改修を行いました。また、駅前という立地柄、どこからでもわかるように屋上部分に大きく目立つ看板も設置。開業1年目は、リブランドをする前に比べて売り上げが138%アップし、客室の稼働率も87.6%となっています。
APAホテル鈴鹿中央
こちらのホテルは、2017年4月にリニューアルオープン。家具や、内装工事、客室備品の切り替えに加え、ホテルの外壁塗装も一新するなど完全に1からの改修を行いました。
その結果、リブランドの印象を強く与えることに成功し、開業1年目の売り上げはリブランド前に比べて150%増。客室の稼働率も88%でリブランド前に比べて23%も向上しています。現在も右肩上がりの成長を続けているようです。
APAの会社概要
会社名 | アパホールディングス株式会社など |
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所在地 | 東京都港区赤坂3-2-3 アパグループ赤坂見附本社ビル |
設立年 | 1971年 |
所有免許 | 宅地建物取引業者許可、一級建築士事務所登録、建設業許可、貸金業登録、金融商品取引業登録(投資助言・代理業)、マンション管理業者登録、旅行業登録、警備業認定など |
対応地域 | 全国対応 |