そもそも土地活用とは何?どんな方法があるの?
所有している土地をうまく活用できていないまま放置しているという人はいませんか。ただ土地を所有しているだけでは、維持費や管理費などがかかり負の財産になりかねません。ここでは、土地活用とは何なのか、そして土地活用の具体的方法について紹介していきます。
土地活用とは
そもそも土地活用とは、使っていない土地を活用することを意味しています。これまで放置していた土地を活用することによって、収益を得られるように利用するのです。具体的な土地活用の方法は後ほど説明しますが、アパート・マンション経営、駐車場経営などが人気のある土地活用方法に挙げられます。
土地活用のメリット
土地活用することによってさまざまなメリットが得られます。収益源になることはもちろん、節税対策になったり社会貢献につながったりといったメリットが挙げられます。また、アパート・マンション経営などの土地活用を行うと、相続税を50%引き下げることも可能になるのです。
土地活用のデメリット
一方、土地活用はメリットだけではなく、デメリットも存在します。それが初期費用と赤字リスクです。土地活用には初期費用が必ず掛かります。アパートの建築費用や駐車場の設置費用などがその一例です。
初期費用が掛かってしまう土地活用の中でも、初期費用が比較的安く、土地活用をしやすい方法もあるので初期費用をなるべく抑えたいという人は、そういった土地活用方法を選ぶのも一つの方法です。
もう一つのデメリットである赤字リスクですが、ビジネスはこういったリスクを0にすることはできません。しかし、工夫することによってこのリスクをできるだけ低く抑えることもできます。
具体的な土地活用方法
土地活用方法には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。いくつか紹介していきます。
1.マンション・アパート経営
持っている土地にマンションやアパートを建築し、経営するという土地活用方法です。最も人気な土地活用方法であり、初心者でも取り組みやすい方法でもあります。マンションやアパート経営で大切なのは人が住んでくれる立地条件、周辺環境であるかどうか、そして、信頼できる建築会社・不動産会社を見つけることが大切です。
継続的に家賃収入を得ることが出来るため、うまくいけば不労収入も夢ではありません。初期費用が高いことや空き室対策が必要になることなどが主なデメリットとして挙げられます。ある程度まとまった初期費用が用意できる人におすすめの土地活用方法といえます。
2.戸建て賃貸経営
一戸建ての住宅を建築し、賃貸として活用することにより収入を得るという土地活用方法。相続税や所得税などの節税対策に有効な土地活用方法で、マンションやアパートとは異なり長い間住んでくれることが多いため安定した家賃収入が見込めるのが大きなメリットです。そして、管理の手間もそれほどかかりません。
デメリットとしては初期費用が高いこと、空き室になると収入が0になってしまうリスクがあることです。駅やスーパーなどの近くの立地であれば需要が高いため、空き室になってしまってもすぐに埋めることが出来ます。
3.駐車場経営
土地を駐車場として活用する方法で、駐車場経営はそれほど広い土地でなくても始められます。月極駐車場とコインパーキング2種類の活用方法がありますが、どちらも初期費用がそれほど高くありません。また他の土地活用法と比べて、比較的辞めやすいという手軽さもメリットとして挙げられます。
どの土地活用方法にも当てはまることではありますが、駐車場経営は地域の需要調査が大切になってきます。需要がないエリアで駐車場経営を始めて大きく損をしてしまったという失敗談もよく聞きます。事前にしっかり周辺環境、需要についてリサーチをするようにしましょう。
4.コインランドリー経営
コインランドリー経営は、近くに住宅街やマンションが建っている場合におすすめの土地活用方法です。近隣住民の固定利用客が付きやすいため、安定した収益を見込むことが出来ます。初期費用が1,000万円程度かかってしまうことや初期費用の回収までに時間がかかることなどが主なデメリットだといえるでしょう。
5.トランクルーム経営
都心部や郊外でもある程度の需要が見込めるトランクルーム経営。初期費用が100万円からと比較的安いため、手軽に始めることが出来ます。車で荷物を運んでくる人が多いため、駐車場を設置する必要があるのがデメリットです。駐車場を併設できるほどの広い土地、住宅街やマンションが近くにある土地などに向いています。
6.太陽光発電用地
田舎など太陽の光が遮られない土地を持っている場合におすすめの土地活用方法です。土地にソーラーパネルを設置し、生産した電力を電力会社に買い取ってもらい収入を得る方法となっています。なかなかほかの方法では活用しづらい田舎の土地でも活用することができ、さらに補助金制度を利用すれば初期費用を抑えることもできる方法なのです。天候リスクが主なデメリットになります。