駐車場投資の利回りの目安は?
駐車場投資の利回りは他に比べて高い?
投資方法として有名な不動産投資の利回りはだいたい3~5%。駐車場投資も平均的には不動産投資と同程度の利回りになっています。しかし、立地次第では数十%になる場合もあるため比較的利回りは高いと言えるでしょう。月極駐車場であればおおがかりな機器を導入せずに経営でき、初期費用を抑えられるため利回りが上がりやすくなります。
駐車場投資の利回り
月極駐車場の場合
実質利回りは4%ほどだと言われています。
1台あたりの駐車料金は、千葉市や横浜市などの政令指定都市で1~3万円程度。その他の地域では5,000~1万円ほどで、東京の一棟地になると5万円するところもあります。
実質利回りは『(年間賃料-ランニングコスト)÷(土地価格+初期費用)×100』で計算できるので、詳しい数値を想定できる方は確認してみてください。すでに土地を持っている場合、土地を借りるランニングコストや土地を購入する初期費用がかからないため実質利回りが50%を超えることもあります。
コインパーキングの場合
実質利回りは月極駐車場と同じで4%ほどと言われています。
計算方法は変わりませんが、月極駐車場に比べて精算機やフラップ板などの機器や設置に伴う電気代がかかるため、数値は低くなりがち。ただ、土地を借りて投資すれば初期費用を抑えられるので実質利回り20%も難しくないと言われています。
利回りを高めるには立地が重要
駐車場投資の利回りは、物件の場所や周辺道路によって大きく変わります。利用者の多い駐車場を経営できれば10%を超えるような高利回りも夢ではありません。
月極駐車場であれば、ほぼ毎日のように利用する人が近隣に多いことがポイントとなるので、大規模マンションが近くにあるところや営業車を多く持っている会社がある立地などがベスト。
コインパーキングの場合、長時間で利用する人はあまりいないため商業施設や商店街などちょっとした買い物ができる場所が近くにあったり、路上駐車が多かったりする場所が狙い目でしょう。
今からはじめても高利回りを実現できる?
都心部では慢性的に駐車場が不足している現状があるため、駐車場投資は今からはじめても十分に利益を得られる可能性があります。
ただ、車社会の地方ではもともと駐車場付きの商業施設が多く、駐車場の需要はあまり高くないのでよほどの好立地でないと利益をあげるのが難しいのが実情でしょう。
同じようにローリスクではじめられる投資方法で、近年勢いを増している投資方法にトランクルーム投資というものがあります。土地なしからでもはじめられ、初期費用がいらないのが魅力です。リスクが低く、高利回りの投資方法を探している人はこちらもチェックしてみてください。